社会全体で介護をサポートする介護保険制度というシステムが2000年4月に誕生し、介護認定された高齢者にとっては大変にありがたい制度です。
介護保険が適用されるサービスは、利用する高齢者やその家族が日常生活を営むうえで必要なサービスであっても、そのサービスの提供を禁じられているものもあることをご存知でしょうか。
具体的にいうと、窓拭きや大掃除、ペットの世話のほか、趣味嗜好のための外出の介助や草むしりなどが介護保険サービスでは行なえないもので、これらは介護保険外サービスとなります。
介護保険適用のサービスは、自己負担が1割もしくは2割で残りの8割もしくは9割は国が負担してくれますが、介護保険外サービスは全額自己負担です。
介護保険外サービスは、介護認定されてない方でも利用できるため、高齢者とその家族のいずれも充実したサービスを受けることができます。
また、介護保険外サービスは、前述の介護保険サービスでは行なえないサービスのほか、病気やケガの早期発見や未然に異常を防ぐことに役立つ見守りを行なったり、寝たきりにならないように軽い運動を提供したりして健康的な生活を支援したりしています。
介護保険外サービスは質の良い生活を送る上で必要なサービスであると言えるでしょう
介護保険外サービスの必要性は【多様化する高齢者向けサポート】にも書かれているので、ご参考ください。
少子高齢化がますます進む現代では、さまざまなサービスの需要が高まるといえます。
介護保険サービスと介護保険外サービスを十分に理解することが大切といえるでしょう。
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